口腔機能低下症

1.なぜ歯科医院で口腔機能の検査や管理に取り組む必要があるのでしょうか?

口腔機能の検査や管理

結論から言いますと、口腔機能の衰えと体の衰えに相関関係があるのです。

健康寿命を延ばすために歯科医院が介入できることの一つが、お口の状態の診断と管理です。

2.歯があるから健康?

歯が残っていても舌の力、唾液量などお口の機能が衰えていると食事がうまくできません。 お口の機能が低下していると、かための食事がとりにくくなり栄養のバランスの崩れがでてきます。

3.「口腔機能低下」とは?

口腔内の「感覚」「咀しゃく」「唾液分泌」等の機能が低下している症状です。検査を行い、基準に該当すると口腔機能低下と診断されます。この検査は7つあり、2018年より保険収載されました。しかし、厚労省の指定した診断装置を使用します。当歯科医院では、藤井教授の数年に渡る研修で認定医を取得し、活動を続けています。

4.どんな検査をするの?

口腔機能精密検査

  • 口腔内細菌カウンター
    ① 口腔衛生状態不良(舌の視診)
    口腔内細菌カウンター
  • 咬合力検査(oramo-bt)
    ②咬合力検査(残存歯数)
    咬合力検査(oramo-bt)
  • JMS舌圧測定器
    ③ 低舌圧
    JMS舌圧測定器
  • グルコセンサー
    ④ 咀嚼機能低下
    グルコセンサー
  • 水分計ムーカス
    ⑤ 口腔乾燥
    水分計ムーカス
  • オーラルディアドコキネシス(くちけん)
    ⑥ 舌口腔運動機能低下
    オーラルディアドコキネシス(くちけん)
  • エンゲスクリーング検査(EAT-10)
    ⑦ 嚥下機能低下(嚥下表)
    嚥下スクリーング検査(EAT-10)

5.その後の指導方法

口腔機能低下症認定書

厚労省の指定した検査(約30分ぐらい)の全7項目を行ない(簡素)患者様各個人に適したメインテナンスを行ないます。

6.学会専門歯科認定医師が分析評価

AI等を使用後、学会専門認定歯科医師が分析評価を行う。
それに基づいて学会専門認定歯科衛生士が指導行い患者様が現在どの年齢に相当する口腔機能をお持ちか分析する。
これらは全部保険内で50歳以上で行われ約1割負担700円3割負担で約2,000円程度です。

口腔機能低下症認定書
口腔機能低下症認定書
PAGETOP