口臭は自分ではなかなか気づきにくいものです。
もし気になっている方がいれば、一度歯医者さんで検査を受けてみることをおすすめします。
そして、そのメカニズムを理解し、予防と治療に努めましょう。
口臭は多くの人が抱える悩みですが、自分自身では気づきにくいものです。
気になる方には、歯医者での検査をおすすめします。口臭の原因は主に以下の3つに分類されます。
これらの原因の中で一番多いものは病的口臭で、その原因のほとんどは口臭の改善に専門的な治療が必要となります。
また、主な原因としては、外因的口臭も一時的なものです。
口臭測定器「オーラルクロマ」を使用することで、口臭成分ガスの種類や濃度を測定し、原因を特定することができます。 研究によると、約6~7割の口臭物質は舌苔から生じており、歯周病の口臭も歯周ポケットからではなく、舌の表面から発生することが多いです。
そのため、口臭対策として最も重要なのは舌の清掃です。 舌ブラシを使用することで、舌苔を効果的に除去できます。 特に、ワイヤ植毛タイプの舌ブラシが効果的とされています。 洗口剤は補助的な役割を果たしますが、舌清掃が最優先です。
このように、口臭の原因を理解し、適切な対策を講じることで、口臭を効果的に管理することができます。
口臭は大きく分けて3つの種類があります。
当院では、これらの分析結果をもとに口臭の原因を特定し、口腔内の治療を行います。
オーラルクロマは、口臭測定器であり、主に揮発性硫黄化合物(VSC)を測定するために使用されます。 この装置は、口腔内のガス中の主要な口臭成分である硫化水素、メチルメルカプタン、ジメチルサルファイドの濃度を分離して測定します。 最新のモデルでは、測定時間が従来の8分から4分に短縮され、性能や操作性が向上しています1。 測定方法は、専用のシリンジを前歯で噛み、唇を閉じた状態で約30秒間保持し、その後内筒を引いて測定を行います このようにして、口臭の原因を特定し、適切な対策を講じることが可能です。
口臭の原因の約60~70%は舌の表面にできる舌苔から生じています。
また、歯周病及びドライマウス(口腔乾燥症)による口臭も、歯周ポケットからのものではなく、舌苔が主な原因です。したがって、口臭対策として最も重要なのは舌の清掃です。
洗口剤などの口臭予防剤は、あくまで補助的な役割を果たします。これは、世界的に認められた口臭治療の基本原則です。また、舌を清掃するための舌ブラシは、ワイヤ植毛タイプが特に効果的であるとされています。
歯周病とは歯が失われる病気ですが、治療と予防が可能です。再発を防ぐためには、原因を理解し、定期的な健診を行うことが重要です。 主な原因は歯周病菌で、これが膿や出血を引き起こし、歯ぐきや骨を破壊します。 当院では、顕微鏡を用いて口内のバイ菌を検査し、口腔衛生指導を行っています。
歯周病(ししゅうびょう)は、歯を支える組織(歯周組織)に影響を与える病気の総称です。 主に歯茎(歯肉)や骨に炎症が起こり、進行すると歯が抜ける原因となることがあります。歯周病は、以下のような段階で進行します。
歯周病の主な原因は、プラーク(歯垢)や歯石の蓄積です。その他の要因として、喫煙、糖尿病、ストレス、遺伝的要因などがあります。予防には、定期的な歯科検診や適切な口腔ケアが重要です。
歯周病の主な原因は、バイ菌(歯周病菌)です。このバイ菌が原因で、膿が出たり、出血が起こったりする炎症が発生します。その結果、歯の周りにある歯ぐきや骨が徐々に破壊されてしまいます。
当院では、口の中のバイ菌を顕微鏡で詳しく検査し、その結果に基づいて口腔衛生の指導を行っています。これにより、患者さんが自分の口の健康を守るための具体的なアドバイスを提供しています。
歯周病治療において最も重要なのは、口腔内を清潔に保ち、バイ菌の数を減少させることです。 歯石除去も必要ですが、当院では正しい歯磨き方法を指導しています。 日常的に効果的な歯磨きを実践し、定期的な健診を受けることで、口内のバイ菌を減らし、清潔な状態を維持しましょう。