いびきは単なる音ではなく、深刻な健康問題を抱えている可能性があります。特に、重度の無呼吸症候群(睡眠時無呼吸症候群)は、さまざまなリスクを伴い、突然死の可能性があるため、注意が必要です。
1時間に20回以上の無呼吸が見られる場合、中症・重症とされ、20回未満は軽症と分類されます。
中症・重症者の8年後の生存率は63%に減少
これらのリスクは、健常者に比べて2~3倍高くなることが示されています。
睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea)は、睡眠中に呼吸が一時的に停止する状態を指します。
いびきはこの症候群の一般的な症状の一つであり、無呼吸エピソードが発生することがあります。
以下は、睡眠時無呼吸症候群に関するいくつかの重要なポイントです。
CPAP治療中でも旅行や出張に利用できる睡眠用マウスピースについて、以下のポイントをわかりやすく説明します。
口腔周囲筋は、頬の筋力や目の下の筋肉とつながっています。 パタカラ等のくちびるトレーニングをすることで弱くなっていた顔の筋肉を強くして、睡眠時に口呼吸から鼻呼吸にします。 そうすることにより舌の位置がアップし、舌根の沈下をさまたげます。
当院では、保険を利用して1万円前後で治療を受けることができますが、治療前に内科呼吸科または耳鼻喉科の医師による検査が必要です。マウスピースの型取りは歯科医が行い、通常は3回程度の通院で装着が完了します。
当院は、佐賀中部病院(呼吸器内科)や副島病院(呼吸器科)と長年連携しており、安心してご相談いただけます。また、佐賀呼吸ケア研究会の一員として、平成18年度の市民公開講座「21世紀の国民病『睡眠時無呼吸症候群』」に協力・講演し、講演活動を積極的に行っています。