ドライマウス(口腔内乾燥症)

ドライマウス(口腔内乾燥症) 

ドライマウス(口腔内乾燥症)は、唾液の分泌が減少することによって口の中が乾燥する状態を指します。
普段はあまり気にならないかもしれませんが、以下のような症状がある場合は注意が必要です。

  • 1 口の渇き : 常に口の中が乾燥している感じがする。
  • 2 飲み込みにくい : 食べ物や飲み物を飲み込むのが難しい。
  • 3 口臭 : 口の中が乾燥することで、口臭が気になることがある。
  • 4 舌の痛みやひび割れ : 舌が乾燥して痛みを感じたり、ひび割れたりすることがある。
  • 5 虫歯や歯周病のリスク増加 : 唾液は口腔内のバランスを保つ役割があるため、乾燥するとこれらのリスクが高まる。

ドライマウスは、ストレス、薬の副作用、病気(糖尿病やシェーグレン症候群など)などが原因で起こることがあります。もしこれらの症状が気になる場合は、専門医に相談することをお勧めします。適切な治療や対策を講じることで、症状を軽減することが可能です。

お口の乾燥は病気のサイン!!

こんなことでお悩みの方

  • 乾いたものが食べられない
  • ネバネバして話しづらい
  • 食べ物がしみる
  • 食べ物の味が分からない
  • 食事が嫌になる(不愉快)
  • 唾液が少なくなる
  • 目の乾燥感と一緒に口が渇く

口腔乾燥と関連するさまざまな病変

  • 異常感覚症
  • 上部消化管異常
  • う歯・歯周病
  • 言語障害
  • 舌痛症
  • 義歯不適合
  • 粘膜疾患
  • 味覚異常
  • 口臭
  • 接触健康障害
  • カンジダ症

上記に述べた症状に当てはまり、気になる方は一度、歯医者さんで検査して見ましょう。
当院では口腔水分計「ムーカス」そして「キソウェット」を使って測定します。

  • ムーカスを使用し測定

    ムーカス

    舌や口腔粘膜の水分量を測定します。

  • キソウェットを使用し測定

    キソウェット

    舌上、舌下の唾液の湿潤度を測定します。

  • ネバメーターを使用し測定

    ネバメーター

    唾液のネバネバ度を測定します。

  • 保湿剤

    保湿剤

    口腔内の不足した唾液を補います。

ドライマウスの治療法 

ドライマウスの治療法について、以下の3つの主要なアプローチがあります。

  • 1 唾液分泌促進薬の使用 : 唾液の分泌を促す薬剤、特に歯科漢方薬を処方し、口腔内の乾燥感を軽減します。これにより、食事や会話がしやすくなります。
  • 2 口腔ケアの強化 : 口腔内の衛生状態を保つための指導を行い、適切な口腔ケアを実施します。これには、保湿剤や口腔用の潤滑剤の使用が含まれます。
  • 3 生活習慣の改善 : 水分摂取の増加や、刺激物(カフェインやアルコール)の制限など、生活習慣の見直しを提案します。これにより、ドライマウスの症状を軽減することが期待されます。

いずれの治療法も、患者様の状態に応じて適切な検査を行い、十分な相談の上で選択されます。治療の進行状況に応じて、必要に応じて治療法を見直すことも重要です。

歯科材料アドバイザー
(日本歯科理工学会認定医) 

現在、歯科治療に使用される材料は多岐にわたり、書籍も多数存在するため、一般の方々は信頼できる情報を見極めるのが難しい状況です。 このような中で、日本歯科理工学会は認定医制度を設け、歯科材料や機械、歯科技術に関する知識の啓蒙活動を行う専門医を育成しています。

インプラントを含む歯科材料や技術についての質問があれば、ぜひご相談ください。

ただし、歯科治療の費用や他の歯科医院の治療内容に関するご相談はご遠慮ください。

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